派遣薬剤師の仕事はいつ会社から契約満了や途中解約の通知があるかわかりませんよね?
派遣薬剤師が抱える1番の悩みとなっており、契約が切れると一から仕事を探さなくてはいけなくなるのですごくめんどくさいです。
派遣には、基本的に契約の途中で突然クビを宣告されることはありませんが、中には例外もあります。
「使えない派遣薬剤師」が代表的です。
今回は、そんな「使えない薬剤師」の特徴を徹底解説します。
もしかしたら、「使えない薬剤師」になってしまう原因は派遣薬剤師では無くて派遣先にあるかも?
ぜひ、参考にしてください。
目次
使えない派遣薬剤師ってクビにできるの?
派遣された薬剤師が使えないとの理由で即刻クビに出来るのでしょうか?
調剤薬局を例に挙げると、人手が足りない中やっとの思いで派遣された薬剤師が全く仕事が出来なかったら、いるだけで邪魔に思ってしまうケースもあります。
それくらい、調剤室は殺気立ってるということですね。
結論から言うと、派遣された薬剤師が使えないとの理由でクビにはできません。
なぜなら客観的に合理的な理由がない限り、派遣社員をクビにすることを法律で禁止しているからです。
では、客観的に合理的な理由とは何なんでしょうか?
厚生労働省では5つのパターンに分類しています。
- 労働者の労務提供の不能による解雇
- 能力不足、成績不良、勤務態度不良、適格性欠如による解雇
- 職場規律違反、職務懈怠による解雇
- 経営上の必要性による解雇
- ユニオンショップ協定による解雇
参考>>>厚生労働省

会社に損害を与えたり、規則に違反するようなことをすれば具体的な証明になりますが、ただ単に使えないとの理由では、能力に欠けているとは言えません。
派遣薬剤師の変更を派遣会社に依頼すること自体は可能ですが、使えない派遣薬剤師を辞めさせたいという理由だけで変更させることは無理です。
しかも、交代要請に強制力はなく、必ず受け入れられるとは限りません。
派遣薬剤師の変更の理由を具体的に証明できない場合は、残りの期間の休業補償分のお金を支払う必要がありますし・・。
もともと人手不足で派遣薬剤師を雇うことのなったので、そこまでしても派遣薬剤師をクビにせざるを得ない原因があるはずです。
次は、派遣薬剤師がクビになる原因について解説していきます。
クビになる派遣薬剤師の特徴とは?
派遣薬剤師でクビになる原因は色々ありますが、大きく分けて3つあります。
- 勤務態度が悪い
- 仕事のミスが多い
- 人間関係のトラブル
それでは詳しく解説していきます。
勤務態度が悪い
クビになる1つ目の原因として勤務態度が挙げられます。
遅刻・早退・欠勤が多いと戦力にならない為、派遣先から変更を求められてしまうケース。
派遣で雇われているといっても社会人です。
薬剤師が足りなくてわざわざ派遣を雇っている職場なので、少し遅刻するだけでも他の人の仕事量が増えたりと多大な迷惑をかけます。
無断欠勤はなおさらで、派遣会社からも信頼を失うことになりますよね。

仕事のミスが多い
一度聞いただけで仕事を覚えるのは難しいですが、繰り返し行うことでだんだんと仕事を身に着けていきます。
しかし、何度も同じミスを繰り返せば周囲の反応がだんだん冷ややかになり、仕事を任せるのが怖くなってしまいますよね。
そして、任せる仕事がなければ、雇う意味はなくなってしまう。
多少のミスでクビにすれば不当解雇に当たる可能性がありますが、ミスの改善が全くない人は能力不足と判断されてしまいます。
人間関係のトラブル
派遣先の従業員と仲良くなる必要はありませんが、社会人としての基本的なマナーは大切にしましょう。
人間関係のトラブルを起こすと仕事に支障があるからですね。
派遣薬剤師の仕事を1人で行うことはほとんどありません。
派遣先の従業員と協力して仕事を進めていくので、自分勝手な行動を繰り返す人は周囲の迷惑になります。
嫌な仕事だからと言って指示に従わない行為を繰り返すと解雇になる可能性があります。
派遣薬剤師がクビを防ぐための行動
ここからは、派遣薬剤師がクビにならないための行動を紹介します。
とはいっても、上で紹介した「派遣薬剤師でクビになる3つの原因」の逆の行動を取ればよいだけです。
- 勤務態度を良くする
- 仕事でミスを繰り返さない
- 円滑な人間関係を築く
勤務態度を良くする
派遣薬剤師に限らず、派遣は職場での勤務態度がとても重要になります。
派遣薬剤師は契約が満了したら次の職場を決めなけらばならず、そのためには派遣会社から良い求人を紹介してもらう必要があるためです。
勤務態度が悪ければ派遣先に迷惑をかけるので、当然評価は悪くなってしまいます。

仕事でミスを繰り返さない
ミスをしてしまうのは人間として仕方が無いことですが、同じミスを繰り返さない為にも防止策を考えるなどの真剣に仕事へ取り組む姿勢を見せましょう。
ミスを受け入れ謙虚な気持ちで仕事に取り組む態度は、派遣先から好印象を持たれやすいです。
派遣会社からの評価も高くなり、契約満了時には良い求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
円滑な人間関係を築く
どれだけ自分のスキルに自信があろうが、派遣先の仕事の進め方や空気になじむことを心掛けるのが大切です。
「この方法で仕事を進めれば効率的だ」などと思うのは勝手ですが、相手の長年慣れ親しんだ仕事の進め方に合わせる気が無いなら必要ないと思われてしまってもしょうがないですよね。
高いスキルを派遣先で生かすためには、従業員とコミュニケーションを通して派遣先の仕事の進め方を理解することが必要。
しっかりと理解したうえで働けば、信頼して仕事を任せてもらえます。

派遣薬剤師が使えないのは、職場に問題がある可能性も
使えない派遣薬剤師について解説してきました。
しかし、「いつも使えない薬剤師しか入ってこないな・・・。」いという場合は、職場に問題があるかもしれません。
ここでは2つの例を挙げて解説していきます。
教育環境が整っていない
派遣薬剤師には、当然ですが即戦力を求めてしまいます。
ほとんどが人員が足りない職場で雇用されるからですね。
将来的な事業拡大のために人材を育てようとするのなら、派遣薬剤師ではなく正社員を雇用します。
とはいっても、派遣薬剤者派遣会社の人間なので、職場の文化に合わせた最低限の教育は行う必要が有ります。
以前勤務していた会社では、派遣薬剤師は監査・投薬・薬歴入力までを行っていました。
短期での契約なら投薬ばかりになってしまうのはしょうがないと思いますが、派遣期間が半年以上の薬剤師にも投薬しかさせない職場の雰囲気は不思議に感じていました。
暇な時間帯でも投薬の以外の仕事はさせず放置という状態だったので、嫌になったのか契約を満了する前に辞めてしまいました。
このような最低限の教育環境が整っていない職場だと、働くモチベーションを保つのが難しいですよね。
なので周囲の評価は、すぐに辞めてしまう使えない派遣薬剤師とみなされてしまうのです。
派遣薬剤師から避けられてしまう労働条件
派遣薬剤師は派遣会社から仕事を紹介してもらっています。
なので派遣薬剤師側も、職場を選ぶ権利がありますよね。
働くからには労働時間や時給という労働条件をチェックします。
業務の時間が夜遅くまでだったり、時給が安ければ仕事が出来る派遣薬剤師から避けられてしまうのは当然の事。
時給が安いと値段に釣り合うレベルの派遣薬剤師しか来ない可能性があります。
期待したレベルの人材が確保できないので、派遣を依頼した側が勝手に使えない薬剤師とみなしてしまうのですね。
そこで!派遣薬剤師にとってしっかりとした派遣先で働くには、派遣会社選びも重要な判断基準になります。
なるべく給与がよく福利厚生も充実しているところを選びましょう!
おすすめの派遣会社3社を紹介します。
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派遣会社名 | 特徴 |
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【最後に】派遣先は即戦力となる薬剤師を求めている
個人的に「使えない」との表現はあまり好きではありません。
人間に対して使うにはとてもきつい言葉ですが、それだけ相手は困っており、即戦力を求めている状況と考えられます。
派遣薬剤師として働くと、同じ作業でつまらないと感じることも多いかと思います。
「使える薬剤師」となれば上手に出ることも可能なので、しっかりとキャリアを積み上げていきましょう!