- 派遣薬剤師はボーナスが出ない?
- 正社員薬剤師の方が稼げる?
このような疑問にお答えします。
派遣薬剤師と正社員薬剤師を比べると、給料の差って気になりますよね。
結論からいうと、派遣薬剤師と正社員薬剤師の給与差はほとんどない!むしろ派遣薬剤の方が稼げるという結果です。
この記事では、派遣薬剤師のボーナス事情を徹底解説しているので、働きかたの参考にしてくださいね。
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派遣会社名 | 特徴 |
![]() 『ファルマスタッフ』 ![]() |
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![]() 『薬キャリAGENT』 ![]() |
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![]() 『お仕事ラボ』 ![]() |
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派遣薬剤師はボーナスをもらえる?
ボーナスのシーズンになるとニュースでも話題になりますよね。
「今年の夏のボーナス平均は95万円」と、結構高額な金額が見受けられます。
この数字は経団連に加盟している大手企業を対象にした調査結果。
中小企業のボーナス支給額が1カ月分の給与額に満たないケースと比較すると、大きな差があることが分かります。
そそもそもボーナスとは?
そもそもボーナスってなんで貰えるのでしょうか?
普通に働いていると、毎月定期的に給料が振り込まれますよね。
その定期的とは別に支給されるのがボーナス。
一般的に年2回、夏(6月)、冬(12月)のそれぞれに支給されることが多いです。
ボーナスの起源
ボーナスの起源は、江戸時代の習慣「お仕着せ」であると言われています。
お仕着せとは、主人が奉公人に着物を与えることを言い、住み込みで働く奉公人が唯一の休みである盆や正月に田舎へ帰る際、身ぎれいにしてお帰りなさいといった意味を込めて主人から支給されるものです。
また、暮れには主人から奉公人に対して「餅代」と記された包み金が与えられました。この頃の奉公人には年間を通じて給与は与えられず、「餅代」などといった恩恵的な給与が与えられていたとされています。ちなみに「仕着せ」よりも「餅代」の方が、小遣いとしての額は大きかったそうです。
これらの「仕着せ」や「餅代」が時代と共に変化し、現在の夏と冬のボーナスになったと言われています。
法律上では、ボーナスは必ずしも支払われなければならないとは定めてはいません。
つまり労働基準法上では毎月1回以上給料を支払うことが義務付けられていますが、ボーナスについては義務付けられていないということ。
会社がボーナスを支払うと定めた場合のみ支払い義務が発生し、ボーナスが支払われるルールは会社によって異なるんですね。
ボーナスを貰えるかどうか、いくら貰えるかは、会社規定を確認しなければわかりません。

賞与とは、定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額が予め定められていないものをいう。
(昭和22.9.13 発基17号)
引用:労働基準法
ほとんどの場合「給料」とは手当分を指し引いた基本給で表記していますね。
ボーナスに関していえば、「給料の〇カ月分」といった表記で取り決めがほとんど。
でも実際は全社員が同じボーナスをもらえるとは限りませんよね。
勤続年数や本人の能力、遅刻や欠勤など総合的に判断して支給される場合もあります。

どんなに頑張っても会社の業績が良くなければボーナスが下がってしまうこともあるので、ある意味不安定なのがボーナスです。
派遣薬剤師のボーナス
結論からいうと、派遣薬剤師はボーナスの支給がありません。
なぜなら、派遣薬剤師の給与は、ボーナスや交通費に相当する金額が組み込まれて支給されているからです。

アルバイトやパート薬剤師と比べると、派遣薬剤師の時給のほうがグッと高い傾向にあります。
それでも、正社員で働く薬剤師はボーナスがもらえていいなと思うこともありますよね。
正社員のボーナスは会社の業績や個人の査定に左右されるので、ボーナスの額が下がってしまうことだって全然あります。
昔とはだいぶ労働環境が改善されていますが、正社員で働いている薬剤師はまだまだサービス残業が発生する環境で働いていますよね。
1分単位の契約でしっかり守られている派遣薬剤師と比べると、派遣は効率的な働き方が出来ることがわかります。
これらの理由から、ボーナスがない派遣薬剤師だからといって給料が少ないというわけではありません。
正社員のボーナスは会社が積み立てた積立金から半年に一回払ってる制度にすぎません。
正社員と派遣薬剤師の年収換算すると、残業代がしっかりもらえる派遣薬剤師の方が稼いでいるケースがたくさん見られますよ。
派遣薬剤師はコスパの良い働き方
派遣薬剤師はボーナスが出ないと説明しましたが、その分が時給に上乗せされているのでトータルで見るとコスパの良い働き方と言うことが分かりましたね。
派遣薬剤師のいい点は他にも残業代がしっかり出る点があります。
派遣薬剤師は契約で仕事の範囲がきっちり決まっているので1分でも契約時間を越えて仕事をした場合は残業代を請求できます。
正社員薬剤師の場合はサービス残業を強いられるケースがあり、雰囲気的に残業代の請求ができないことが多々ありますよね。
派遣薬剤師は残業代がきっちりもらえるので、上乗せされたボーナス分を合わせると、そこら辺の正社員薬剤師よりも年収で勝っているケースは普通にあります。
正社員で働く薬剤師は、業務査定や企業の業績などで貰えるボーナスの額が変動します。
ただでさえ個人の評価が反映されにくい薬局で仕事を頑張ったとしても、会社の業績が悪ければボーナスが下がってしまうことだってあります。
派遣薬剤師がボーナスをもらえるケース
上記では散々、派遣薬剤師はボーナスをもらえないという話をしました。
しかし、例外もあります。
その例外とは・・・。
「常用型派遣」で働くこと。
「常用型派遣」とは、派遣会社とあなたの間で期限が無い労働契約を結び、派遣会社の指示によって各企業の派遣先で仕事を行います。

ほとんどの派遣薬剤師は登録型派遣として働きます。
その中で決まられた雇用期間に沿って仕事をしているため、いつ契約が切られてもおかしくない状況で仕事をしています。
つまり、契約が切られたり、次の派遣先が見つかるまでの働いていない期間は給料が発生しないということ。

しかし、常用型派遣のいいところは、派遣先が変わる空白期間も給料がもらえるという点です。

会社の規定によりますが、常用型派遣で働けば正社員と同等のボーナスが期待できますよ。
常用型派遣で働くのは、求人が少ない点でを見つけるのは難しいですが、日本調剤が「常用型派遣」として求人を出しています。

常用型派遣の仕組み
実際に常用型派遣で働いている方のインタビューがあったので紹介します。
現在は病院向け薬剤師派遣業務の管理チームに所属しながら、自らも派遣薬剤師として大学病院で就業しております。私の派遣先では、注射薬関連業務・DI業務・病棟支援業務・治験業務等の派遣要請をいただいており、私は治験薬管理業務と病棟支援業務をしております。
出典:日本調剤HP
実際に日本調剤の求人ページから、常用型派遣の求人を検索するとヒットしました。
▼常用型派遣求人①▼
▼常用型派遣求人②▼
どの求人の給与も、年2回の賞与がしっかりと支給されることが分かりますね。
【まとめ】コスパの良い働き方なら派遣薬剤師一択!
派遣として働く薬剤師の方はほとんどの場合はボーナスが支給されません。
基本給にボーナスの分が上乗せされているので、正社員薬剤師の年収と比較しても年収ベースでは損をしていないことが分かりましたね。
派遣薬剤師なら派遣会社との契約によりサービス残業は発生しません。
時間になるときっちり帰れる点では派遣薬剤師の最大のメリットです。
この記事が、あなたの派遣会社選びの参考になればうれしいです。
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