今回は、そのような疑問を解決する記事を書きました。
私は過去2回の転職で、少しづつですが年収を上げることが出来ました。
「もうヤダ!仕事を辞める!」と決めた時は、ネットや転職エージェントを通じてたくさんの情報を集めましたが、薬剤師転職を成功させるための本当に必要な考え方は本から学んだと思っています。
このブログを書くにあたり、仕事が安定している今でも、転職関連の本は読み続けています。
この記事では、面接や履歴書に利用する小手先のテクニックではなく、転職に必要な視点や考えに重点を置いた本を紹介しますので、是非最後までご覧ください。
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転職を考える薬剤師におすすめする本
過去2回の転職経験から、転職を考える薬剤師の方に読んでもらいたい本をおすすめ順に紹介します!
それでは、いってみましょう!
1.科学的な適職
「科学的な適職」は将来のキャリアに不安を感じている方におすすめする本です。
「キャリア選び」という途方もない迷いを、科学的な根拠に基づいて超具体的に解説しています。
読んでいて個人的にとても印象に残ったのは、「最悪の職場に共通する8つの悪」という章。
この章では、ワークライフバランスの崩壊、シフトワーク、長時間通勤など、仕事以外の自分の時間が削られることによるデメリットを具体的に解説しており、仕事に悩んでいた過去の自分にすべてが当てはまっていたので、とても共感してしまいました。
「仕事の幸福度を決める7つの徳目」という章では、人間が本当に幸福を感じる仕事とは何かを解説しており、これから転職を考える方はとても参考になる内容となっています。
本の構成としては、キャリア選びで失敗する原因の解説後、正しい仕事選びのステップを5つに分けて体系的に解説しています。
最後まで5つのステップを実践すれば、あなたの適職がしっかりと見つかる内容になっていますので、転職を考えていない方でもおすすめできる最高の良書です。
また、この本の著者である「鈴木 祐」さんは、10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がけています。
「科学的な適職」以外にも、「超ストレス解消法」、「ヤバい集中力」、「パレオダイエット」などの本を、科学的な根拠に基づいて書いており、個人的なおすすめとして「最高の体調」は是非一度読んでもらいたい本となっています。
世界中の研究論文をベースに、どうやって最高の体調を手に入れるかか書かれている本。
心と体をベストな状態にすることで、集中力と生産性がぐっと上がりますよ。
是非、これらの本も一読をおすすめします。
2.転職と副業のかけ算
「転職と副業のかけ算」では終身雇用が崩壊した現代に、私たちサラリーマンがどのように生きていけばよいのかを、著者のキャリアをベースに再説した本となっています。
著者である「moto」さんは、短大卒業後ホームセンターに就職。
年収240万円からスタートし、4度の転職を経てベンチャー企業の管理職に就いた年収は1,000万円を超えるほどまでにキャリアを積み上げてきました。
サラリーマン業の傍ら、SNSやブログよる広告収入で総年収は5,000万円超を達成。
年収水準の高い業界や職種に転職する「ずらし転職」という、自身の価値を高める方法を綴った「転職と副業のかけ算」は発売1週間で即重版し3万部を突破するほど有名な本です。
「転職」と「副業」がテーマとなっているこの本は、移り変わりが激しい現代におけるキャリアアップや、お金の稼ぎ方を著者の経験に基づいて書かれているので、とても読みやすい内容となっています。
いずれ来る薬剤師飽和時代に向けて、「自分ならどんな職場や環境でもお金を稼ぐことが出来る」、「本業以外に収入がある」というマインドを手に入れたい方は、是非一度読んでいただきたい本となっています。
3.LIFE SHIFT
「平均寿命が伸びて100年生きることを前提にすると、
私たちは生き方を変えなければならない」
これから紹介する「LIFE SHIFT」という本は転職には直接関係がありませんが、これからの長寿の時代を生きるヒントがたくさん詰まった良書です。
人生100年時代となった今では、昔のような60歳で定年を迎え穏やかな老後を過ごすという生活は難しくなってきました。
この長寿化を、最大限の「恩恵」として享受するためにどうすればいいのか、を解説した内容がこの本となっています。
これまでだれもが当たり前と認識された老後の生き方では、精神的・経済的な安定は手に入れることはできません。
人間の寿命が延びた分の時間を、どのように利用するかがとても大切。
長寿化による定年の概念がいままでとは違ったものとなるこれからの時代では、会社にしがみつくような生き方だけではリスクしかなく、自分でキャリアを守っていく事がとても大切な考えとなっていきます。
いままでは、退職金や年金を利用することで、老後の時間を趣味や娯楽の時間に費やすことが出来ましたが、これからはそれが難しい時代となっていきます。
つまり、老後はお金や仕事もない、悲惨な状況になってしまうということです。
そのような考え方から、今までの価値観から抜け出すためにも、是非読んでいただきたい本となっています。
4.転職の思考法
これからの時代、一生のうち1つの会社で人生を終える人はほとんどいなくなります。
転職が当たり前の時代になる中で、そもそも転職の考え方自体にテーマを絞った本はあまり存在しません。
これから紹介する「転職の思考法」という本は、転職の考え方を根本から解説した良書となっています。
私たちは、1日の大半を仕事の時間に費やします。
ある意味、仕事の幸福度が上がれば人生の幸福度も上がると言ってもいいかもしれません。
ブラックな会社、自分に合わない仕事を選択すると、充実した人生を送ることが出来ません。
この本を読んでとても印象に残ったことは、「自分はいつでも転職できる」という状態に持っていく事の大切さを学んだこと。
つまり、自分の市場価値を高めるということです。
薬剤師ならいつでも転職できると考える方もいるかもしれません。
昔と違いこれからは、薬剤師免許を持っているだけの薬剤師は必要とされない時代が来ます。
いまは転職する気持ちが無いにしても、「自分はいつでも転職できる」という状態にしておくことで仕事をすれば、安心して仕事に打ち込むことが出来ます。
いざ転職する!って決心しても、途中でなんだか転職しない方がいいように感じてきた時の考え方はとても参考になりました。
この本では、「市場価値とはなにか?」、「転職市場の仕組み」、「どのように転職活動をしていけば良いか」などの転職に関する疑問を徹底解説しています。
5.苦しかった時の話をしようか
人生で一番つらかった「仕事で悩んでいた時期」に読んでいたらどんなに救われていただろうか・・・。
仕事への取組み、努力の方法、キャリアの考え方、本に載っているすべてが勉強になりました。
わたしは器用に生きれないので、仕事や人間関係に問題を抱えながら生きてきました。
何度も失敗し、そのたびに自分を責める日々。
そんな不器用な人生の中で、気軽に相談できる「人生の先輩」がいたら・・・。
この本は、就職活動に悩む著者の子供の為に書かれた本で、「生き方」について書かれた本となっています。
就職活動を行っている若い人向けの本かと思いきや、30代から40代にも共感できる内容。
さすが!出版元のダイヤモンド社が「10年に一度の傑作ビジネス書」と断言した本です。
この本は自分にとってのキャリアの軸について、キャリアの目的についてを問うところから始まります。
最終的に自分自身の価値をしっかり認識できていれば、悩む必要が無いことを教えてくれた。
「人間関係を振り切って飛び立てるか?」
わたしの転職活動でもっとも苦しんだ問題に、とても具体的な答えが書いてあります。
読み手に伝えたい気持ちがひしひしと届いてくる内容でした。
6.転職学
転職テクニック本が多いなか、「転職学」は転職に対する構造を解き明かしてくれる本です。
転職とは、「いい会社に入るという『イベント』」ではなく、「離職から転職、そして新たな組織への定着にまで続く『プロセス』」である。
転職先の会社が自分に合うかどうかという「マッチング思考」を否定し、、自分自身が学び成長していくという「ラーニング思考」を提案しています。
自分の不満を他者志向へ昇華し、転職力を高めることはとても大切です。
つまりマッチングからラーニング思考へと変えていく・・・・。
本書は、離職・転職、そして新たな組織への定着という「転職にまつわる一連のプロセス」を一気通貫で探究した本です。
【最後に】薬剤師転職の成功のカギは視野を広げること
いかがでしたでしょうか?
薬剤師問わず、すべての職種で転職の悩みを解決できる良書4冊を紹介しました。
あえて薬剤師業界にとらわれないことで、自分の限られた思考から視野を広げることで、新しい考えが見つかるかもしれません。
転職活動はとても体力のいることです。
現在転職で悩んでいる人も、そうでない人も、とても参考になる本を紹介しました。
P.S.
このブログは、過去経験した仕事の悩みや苦しみをもとに記事を書いています。
ダメ薬剤師としてスタートしたドラッグストア時代から製薬メーカーに転職した話や、失敗しない薬剤師転職サイトの選び方などを書いてあるので、お時間があるときに探してみてください。
スマホなら左上にある三十線のメニューから、パソコンやタブレットの方は上のメニューからどうぞ。
現在の仕事で悩み苦しんでいる方の人生をより良くすることが、このブログを書き続けるモチベーションとなっています。
少しでも共感して頂けたら嬉しいです。
最後までお付き合いしていただきありがとうございました!