
・自分と子供にとってバランスのいい働き方って何?
今回は、このような疑問を解決できる記事を書きました。
✅この記事を書いた人
子育てを頑張るママ薬剤師が、職場復帰を考える際の大きな壁は勤務時間ではないでしょうか?
子どもが保育園や学校に行っている間の短時間勤務で、突発的な残業のある職場は敬遠したいところですよね。
でも大丈夫!
そんな問題を解決する働き方が派遣薬剤師です。
派遣薬剤師は派遣先と雇用契約を結ぶので、突発的な残業が発生しずらい環境で働くことが出来ます。
今回は、子育てを頑張るママ薬剤師に向けて派遣薬剤師の働き方を徹底解説します。
目次
派遣がママ薬剤師におすすめな理由
子育てをがんばるママ薬剤師が仕事復帰しようと考えた時、一番の問題は労働時間の長さですよね。
正社員で仕事を続けながら育児や家事をするには、子供が保育園や学校に行っている間の時間で働くしかありません。
しかし、子供が小さいと急に熱を出したりするので、当日の朝になって仕事を休まなければならない事態が発生することが多くなってしまいます。
最近では小さい子供がいるママ薬剤師向けの制度として時短勤務が認められていますが、職場によっては利用しずらい雰囲気だったり、定時に帰れない事態が発生することがあります。
子育て中のママ薬剤師が正社員として働くにはとてもハードルが高いので、今まではパートやアルバイトで働くケースがほとんどでした。
派遣薬剤師は契約で仕事の内容が決められているため残業を行うことはほとんどありません。
そのため決まった時間に家に帰ることが出来るので、子育てをがんばるママ薬剤師にオススメの働き方となっています。
ママ薬剤師向けに解説!派遣会社の役割とは?
派遣薬剤師として働くには、まずは派遣会社に登録しなくてはなりません。
派遣会社とはどのような仕組みなのでしょうか?
ここからは派遣の仕組みについて説明していきます。
派遣薬剤師の仕事は「登録型派遣」がほとんど
派遣薬剤師として働くには、ほとんどの場合が「登録型派遣」として働く事になります。
「登録型派遣」とは、派遣会社に登録し仕事が決まった後、派遣会社と就業期間中のみ雇用契約を結ぶことを指します。
なので、派遣薬剤師は派遣会社のスタッフとして派遣先の企業で働くということになりますね。
派遣薬剤師から見ると、派遣会社と派遣先企業は以下のような役割があります。
- 派遣会社:派遣薬剤師に仕事を紹介して、雇用契約を結び給与を支払う
- 就業先企業:派遣薬剤師に仕事の指示を出す
正社員やパート・アルバイトは企業から直接雇われているので「直接雇用」と呼ばれるのに対し、派遣薬剤師は派遣会社を通して企業で働くので「間接雇用」と呼ばれます。
一方、どの派遣先で働いても、あるいは働いてないときでも常に雇用関係にあり、派遣先が見つからなくても次の派遣先が見つかるまで給料が支払われる派遣の働き方を「常用雇用型派遣」と呼びます。
登録型派遣は派遣先が変わると再度雇用契約を結ばなくてはいけないですが、「常用雇用型派遣」ではいちいち雇用契約を結ぶ必要が有りません。
派遣薬剤師という立場でも登録型派遣と常用型派遣とでは働き方や給料が違ってきますが、ほとんどの場合は「登録型派遣」で働くことになります。
派遣会社は派遣先の条件交渉や派遣薬剤師のフォローなども行ってくれるので、派遣先で問題や仕事上の悩みが発生したら派遣会社の担当者に相談することで手助けしてくれる大きな存在となっています。
派遣で働く薬剤師ママが抱える問題
派遣として働く薬剤師ママが抱える問題の一つとして「子供の体調」が挙げられます。
子供が体調を崩せば、仕事を休まなざるを得ないですよね。
ママ薬剤師がスムーズに派遣の仕事を行うには、希望する働き方の実現できる職場選びと、不安な気持ちを解消するために、しっかりと派遣会社に相談することが重要。
派遣会社は色々な事情を理解して仕事を紹介しているので、いざという時の強い味方になってくれます。
派遣の仕事を何らかの事情で欠勤や早退する必要が有れば、派遣先に事情を説明した後、派遣会社に連絡を入れるようにすれば大丈夫です。
薬剤師ママが派遣で働くメリット・デメリットは?
ここからは薬剤師ママが派遣薬剤師働くメリット・デメリットを紹介します。
薬剤師ママが派遣で働くデメリット
派遣薬剤師は契約で仕事の内容が決められている
派遣薬剤師は派遣先との契約書に則って仕事をするので、契約した範囲の業務しか任せてもらえません。
仕事を楽しいと感じ、やりがいを見出していろいろなことにチャレンジしたと思っても任される仕事は限られてしまいます。
派遣薬剤師になる前はバリバリ仕事が出来たとしても、期間限定で働く人材との位置づけなのでなかなかルーティンワーク以外の仕事は回ってこないと心得ておきましょう。
調剤薬局を例に出すと、【ピッキング→監査→投薬→空いた時間に薬歴】の流れを繰り返す作業になります。
なので、全般的な調剤業務を行いたいと考える向上心の高い薬剤師には、あまり向いていない仕事となってしまいますね。
契約を更新してもらえない
派遣薬剤師の問題として挙げられることの一つに、契約を更新してくれない事態が発生することです。
契約を更新してくれないと、次の職場を見つけるまで仕事を失うことになります。
勤務態度に問題が無くどんなに評価が良くても、派遣先の経営状態が悪ければ雇用できないケースも・・・。
やっと見つかった次の職場では、今まで築き上げてきた信頼や人間関係がリセットされるので、1から関係を積み上げていかなくてはなりません。
契約途中は辞められない
派遣社員は基本的に契約期間中に辞めることが出来ません。
なぜなら、契約に基づいて働くことが基本となっているからです。
これは、子育て中の薬剤師ママにとって難しい問題となっています。
子育てはものすごく疲れます。
いっぱいいっぱいの育児と並行して仕事をするとなると、体力的に限界を感じて辞めたいと思うことがあるかもしれません。
派遣薬剤師は絶対に辞めることが出来ないわけではありませんが、間違いなく派遣会社の印象を悪くするので、次の仕事を紹介してくれなくなる可能性があります。

薬剤師ママが派遣で働くメリット
次は薬剤師ママが派遣で働くメリットを紹介します。
残業が無い
派遣薬剤師は派遣先との契約書に則って仕事をすると説明しました。
契約書の内容に「残業なし」との条件で採用された場合には、基本的に勤務時間内のみ働くことになるので残業することはありません。
「残業なし」の条件が記載されていなくても、ほとんど残業が発生することはありません。
実際に、薬剤師転職サイトの『アプロ・ドットコム』が派遣薬剤師16人にインタビューしたところ約63%にあたる10人の派遣薬剤師が「残業はほとんどなかった」と回答しています。

なので、基本的には派遣薬剤師に残業をさせないことが多いです。
万が一、残業が発生してもサービス残業を強制すれば契約違反になるので残業代はちゃんと支払われます。
労働時間がちゃんと決まっているので保育園のお迎えにも対応できることから、子育てをがんばる薬剤師ママにとっては非常に働きやすい環境だと言えます。
時給が高い
薬剤師派遣の時給は3000円前後です。
なぜ派遣薬剤師の時給が高いかというと、会社側の使い勝手の良さが給料に上乗せされているからです。

人員が過剰になれば、派遣薬剤師の契約更新しなければよいだけで人員を削減できます。
会社が薬剤師を募集しても、広告費や時間がかかる割には人員を確保できる確証もありません。
会社は派遣会社に要望を伝えるだけですぐに人材を確保できるので、正社員やパートを雇うよりも効率的に人員の調節が出来ます。
派遣薬剤師は派遣会社の福利厚生サービスを受けられる
派遣会社に登録した一定の基準を満たす薬剤師は、検診を受けたり社保に加入できるなどのサービスを受けられます。

大手派遣会社では、調剤研修やe-ラーニングを受けれるサービスを受けられる場合もあり、福利厚生の充実さだけで登録する薬剤師もいます。
子育てをがんばりながら社会復帰を目指す薬剤師ママにとって、仕事をサポートしてくれる環境が整う派遣会社を選ぶことはとても大切なことですね。
色々な会社で働ける
派遣薬剤師として働くメリットには、大手企業から中小の個人薬局まで自由に働ける環境があることです。
色々なところで働ける機会があるため、職歴を増やさずにたくさんの職場を経験できるのは薬剤師として大きなメリットですよね。
様々な環境でスキルを磨き、これまで知らなかったいろいろな経験をすることが出来ます。
いくつもの職場を正社員やパートとして転々とした場合は、転職回数が増える事になります。
いざという時の為にも転職回数が少ない状態で、色々な環境で仕事が出来ることは派遣薬剤師が受ける最大のメリットでもあります。
【最後に】派遣でとして働く薬剤師ママは、希望する労働条件をしっかり伝えることが重要
子育てのと仕事の両立はとても体力がいるので、働くことを躊躇してしまう方もいると思います。
しかし、家庭環境などを考慮した労働条件を満たせば、スムーズに働くことが出来るので、派遣登録の際は担当者としっかり話をすることが大切です。
一人で悩みを抱え込むよりも、相談することであなたに合う求人が見つかる可能性が高まるはず。
派遣会社に登録したからといって、すぐに働かなければならないというわけではありません。
まずは話を聞きたいというも、快く受け入れてくれるのでぜひ一度相談してみることをおすすめします。
1分で登録できる大手派遣会社は下記の3社です。
派遣会社名 | 特徴 |
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