薬剤師の転職

薬剤師がMRに転職するためには?【仕事内容と将来性】

薬剤師としてMRの仕事に興味を持ったことはありませんか?

 

「MRの仕事に興味があって悩んでいる」

「MRになりたいけど、どのような転職活動をして良いのかわからない」

 

実は、MRへの転職は35歳くらいまでは採用されやすい傾向にありますが、それ以上の年齢になるとなかなか求人が見つからないことがあります。

本記事では、転職エージェントに相談したしたとにき得た、MRの仕事内容、年収、将来性について内容をまとめてみました。

MRの仕事内容や転職について知りたい方は、是非記事をご覧ください。

 

【薬剤師免許は必須ではない】MRに転職するためには?

そもそもMRとはなに?

MRは法律で「医薬品の適正な使用に資するために、医療関係者を訪問すること等により安全管理情報を収集し、提供することを主な業務として行う者をいう。」と定義されています。

 

MRとは、Medical Representativeの略称です。

 

日本語では「医薬情報担当者」と意味しています。

主な仕事の内容として、医師や調剤を行う薬剤師に自社の医薬品や医療機器に関する情報を提供。

MRというとハードな営業というイメージがありますが、仕事の本質としては医薬品などの情報を医療現場に提供し、効果や副作用といった情報を集めて製品の品質の向上を目指します。

その過程で自社の製品を購入してもらうことが目的となっているのですね。

MRは直接患者さんと接しませんが、信頼されるMRになると医師からいろいろ相談されることがあります。

「この症状に効果のある医薬品が無いか?もっと副作用が抑えられた医薬品は無いか?」など相談され、的確な情報提供をすれば自社製品の売り上げをアップすることが可能。

そうなるには、日々の勉強による高い専門性が必要とされます。

 

薬学の知識がある薬剤師ならぴったりの仕事ですね。

 

高度な専門知識が必要とされるので、これだけ聞くとMRって難しい仕事だなって思うかもしれません。

しかし、仕事を頑張れば、その分年収にしっかり反映されます。

 

厚生労働省は、賃金統計基本調査でMRの平均年収を公表ました。

 

男性の平均年収       793.4万円   
女性の平均年収       567.7万円   

 

平成29年賃金構造基本統計調査によると、20代薬剤師の平均年収は413万円。

MRの年収は、かなり高いことが分かりますね。

男女差があるのは、女性は出産・結婚等で早期に退職するからだと考えられます。

実際に、転職サイトでMRの求人を探してみると、下記のように高年収の求人がずらりと並んでいます。

 

中途採用のMR求人

 

薬剤師がMRに転職するには?

それでは、薬剤師がMRに転職するにはそうすればよいのでしょうか?

実は、MRになるのに、薬剤師免許は必須ではありません。

ほとんどの企業では、MRの応募条件を「大学卒業」としています

 

文系の方でもMRになることは可能。

 

MRになるには少なくとも4年制大学を卒業していることが条件となっています。

しかし、大学卒業と言ってもどの程度の大学を卒業すればいいのかわかりませんね?

誰もが知っている製薬メーカーだと入社するのはかなり狭き門。

難関大学卒業してる事に越したことはないですが、薬剤師資格を持っていれば薬の知識があるのでかなり有利になります。

加えて、外資系の会社だと人物重視で採用することがあるので、未経験でMRに転職することは不可能ではありません。

過去の転職活動で外資系の会社を受けた経験からお話しすると、業界未経験なのに外資系企業から内定をもらったことがありました

職種はMRでは無かったのですが、企業対策とやる気アピールで1次面接を通過した経験があり、3次面接まであったのですが、他に受けた会社から内定を頂いたので2次面接を前に選考を辞退しました経験があります。

外資系企業での1次面接の際に、面接官から英語はしゃべれるかと聞かれてたので、「今は全くしゃべれませんが、内定を頂けたら語学学校へ通い必ず英語をマスターします。」と答えたら、1次面接は通過しました。

 

MR認定試験について

MR認定試験とは、製薬企業やCSOで行われるMR導入教育の成果を客観的に評価するための試験で、医薬情報担当者教育センター(MR教育センター)主催の元、毎年12月に行われる。 MR認定試験に合格すると、MR認定証が発行される。 MR認定証の期限は5年間のため、5年が過ぎると更新のための継続手続きが必要である。

引用:Answers

MRとして働くには、MR認定試験は受けておきたい試験となります。

MR認定試験の合格率は毎年8~9割なので、そこまで難しい試験ではありません。

しかし、MR認定試験には受験資格があります。

  • 製薬企業かCSOに在籍しており、導入教育を受講した後に修了認定を受けている。
  • 製薬企業やCSOに在籍はしていないが、MR教育センターが認定した教育研修施設で300時間の基礎教育を受けている。
    ※製薬企業やCSOに在籍していない場合は、MR認定試験に合格後、150時間の実務教育受講と6ヶ月のMR実務経験を経なければMR認定証を取得できない。

 

MRの仕事にはMR認定証がなくても就くことがでますが、多くの製薬企業・CSOで取得が義務付けられているのが現状。

近年の製薬会社の医薬品部門に関するMRの採用は、経験者の採用に積極的です。

大手製薬会社でも、治験や医療機器を扱う部門では、未経験者を採用しているので、最初はここで仕事をして経験するのもありです。

そこで、MR認定試験に合格しておけば、製薬会社のMRとして働ける可能性が広がります。

MRの具体的な仕事の流れ

基本的に、MRは営業職なので1日のほとんどは外回りがメインの業務になります。

開業医の担当

まずは医薬品卸のMSと情報交換を行います。

MSとは営業活動で取得した薬に関する情報や、医師・薬剤師からの要望をMRに情報を還元する役割のある人です。

MRと一緒に病院へ訪問することもあります。

担当地域の医院の医者と面談し、終えたら次の病院と忙しく活動。

1日10件程度訪問し、そのあと医薬品卸のMSと情報交換や業務の協力依頼を行います。

 

病院の担当

まずは会社に出社し、その日の担当先の準備をします。

病院担当の場合は、MSと情報交換業務は行いません。

病院は医師に対する営業活動はもちろんのことですが、病院には看護師、薬剤師など医療に携わる様々な方がいるので、その方たちとコミュニケーションを取り情報収集を行います。

1日2,3件程度病院を回ります。

いずれの場合も医師とのコミュニケーション能力が必要とされており、信頼できるMRになれれば営業成績の結果もついてくるでしょう。

 

【薬剤師なら有利?】MRに向いている人

MRの仕事に向いている人はどんな人なのか理解出来ていれば、転職活動の参考になります。

入社後に「やっぱこの仕事向いてない・・・。」なんて気が付いても、転職回数を増やすだけでどんどん転職活動が不利になっていきます。

MRの仕事は医師や薬剤師などの医療従事者とコミュニケーションをとらなければいけなかったりと適性があるので、どんな人が向いているのか?を下記にまとめてみました。

医療に関心がある人

そんな仕事もそうですが、仕事内容に興味が持てなければスキルを磨くことはできません。医療というものは日々進化しており、日々の勉強の積み重ねです。

医師や薬剤師を相手にするので、専門性の高い知識が求められます。

明るく人とのコミュニケーションが取れる人

MRは営業活動を行います。医師や薬剤師はプライドが高い人が多いので高度なコミュニケーション能力が求められます。

特に医師は忙しい人が多いので、空き時間まで待機しやっと話が出来たと思ったらつれない態度を取られたりします。

そこで、嫌な顔をせず忍耐強くコミュニケーションを重ね信頼を獲得しなければいけません。

自己管理が出来る人

MRは営業職なので、日中は外出していることが多いです。次のアポイントまで時間かある場合は、打ち合わせ内容の見直しをしたり、新しい営業先を開拓したり、スケジュールの管理をしたりと休む暇がありません。

空き時間だからと言ってサボってしまえば、その分が将来の自分に帰ってきますので自己管理能力が高い事が求められます。

車の運転が嫌いではない人

病院や薬局はすべてが駅前にあるとは限りません。移動は基本的には車となります。

車の運転が苦手、嫌いなどの感情がある人は仕事を長く続けていく上では難しいでしょう。

 

薬剤師でも心配?MRの将来性

最近では、業界新聞やネットではMRの将来性について否定的な意見が見られます。

事実、MRの数が年々減ってきているのが現状です。

これからMRを目指そうとしている人には不安になる情報ですね。

公益財団法人MRセンターの情報によるとMRの数は以下のように年円推移しているようです。

西暦 MRの人数
2013年 65,752
2014年 64,657
2015年 64,135
2016年 63,185

確かに数字だけ見ればMRの数は減ってきています。

しかし、この現象は当たり前のことのようです。

理由は2つ。

「AI」と「接待の原則禁止」です。

AIがMRに取って代わる時代

調査会社Forrester Researchによると、2015年に「BtoBセールスマンの死」と題したレポートを発表しました。

購入担当者の75%が、営業担当者から購入するよりもネット販売での購入を選ぶという調査結果です。

医薬品は専門性が高く、幅人い知識が必要とされるので、MRは関係ないように見えまね。

しかし、薬剤師転職サイト『薬キャリ』を運営しているエムスリーは、「MR君」というWebサービスを提供しており、医薬品をMRから購入する従来の流れから、ネットで完結できるサービスにシフトしてきています。

 

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接待の原則禁止

医療ドラマなどでMRが医療機関に訪問し、医師等に過剰に接待などを行っているシーンを見たことがありませんか?

製薬企業では接待の予算の割り振りを行い、各課で予算の取り合いをするほど過熱していた時代が過去にありました。

しかし、2012年4月、MRが医師に対する「華美な接待」を禁止する新運営基準が実施されることとなりました。

 

創薬難度が高まる中、私共は、有効性と安全性が高い医薬品を、いち早く患者さんに安定して提供するという根源的な使命を果たすべく、日々果敢な努力を重ねています。
医薬品産業が社会から信頼され、将来にわたって存続し続けるためには、この様な活動がコンプライアンス徹底の下で行われ、国民に理解されなければなりません。

医薬品の選択は、品質・情報・価格に基づき、医療担当者が適正に判断して決定されるべきものであり、取引を不当に誘引する手段として、医療機関や医療担当者に、金品・サービスなどの景品類を提供するようなことがあれば、適正な選択を歪めることになります。

医療用医薬品製造販売業公正取引協議会 https://www.iyakuhin-koutorikyo.org/index.php

 

全国の医療機関に営業をかけるにはMRの数が必要です。

MRを大量に雇い、質よりも数で勝負していた時代が過去にあったのです。

 

【薬剤師なら知識を活かせる!】それでもMRは無くならない

昔はMRが大量に採用され、質の悪いMRが多くいたのも事実です。

しかし、今ではMRの数ではなく質で勝負する時代。

なぜなら、忙しい医師に、個々の細かな要望に応じた情報提供を出来るのは、今のところ人間だけだからです。

現在は、不要に沢山いたMRの数から、正常な数になってきたと考えられます。

なので、MRの将来に関して不安になることはないと思います。

 

まとめ

いかかでしたでしょうか?

MRという仕事はハードですが、その分だけ年収も良いです。

未経験で医薬品を扱う製薬会社のMRに転職するのは難しいですが、医療機器や治験などのMRを経験し、 MR認定試験に通過できれば道が開けます。

まだまだMRは製薬業界には必要な存在。

薬剤師として働く立場からしても勉強会など開催してくれてとても助かっています。

転職の際はこの記事が参考になればうれしいです。

 

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